職場を辞めたいときの解消法：部署異動をお願いする

部署異動をお願いしてみる

Tweet

Pocket

会社によっては部署異動をお願いできる場合も

「職場を辞めたい」という気持ちはあるものの、会社自体に不満がないのであれば、退職ではなく部署異動を検討する方法もあります。規模の小さな会社だと部署異動は難しいかもしれませんが、実際に部署異動が行われている会社に勤務しているのであれば、話しやすい上司に相談してみる価値はあるでしょう。通常、部署異動を希望する理由はポジティブな方が良いとされていますが、退職を真剣に考えるほど切羽詰まっている状況であれば話は別。今の状況をはっきりと伝えたほうが、部署異動を検討してもらえる可能性は高まるでしょう。

転職よりリスクは低い

部署異動には環境の変化が伴うため、しばらくは順応するのに時間がかかってしまうかもしれません。しかし、転職に比べれば環境の変化は小さいですし、労力も最小限で済みます。また、仕事を辞めてから転職活動を始めるとなると収入が途切れてしまうリスクがありますが、部署異動ならその心配も不要です。なにより、転職には大きなエネルギーを要します。気持ちが弱っているときに転職活動を進めるのは、うまくいかなかったときのダメージを考えると得策とはいえません。仮に転職活動がスムーズに進み次の職場をすぐに見つけられたとしても、今より冷遇になる恐れもあります。そういったリスクを避けるためにも、もし部署異動が叶うのであれば、会社に留まることを選んでみてはいかがでしょう。しばらく働いてもなお転職したい気持ちが消えないのであれば、改めて転職活動をはじめてみるという手もあります。

部署異動の注意点

上層部から部署異動の了承を得られたとしても、異動日が確定するまで安心してはいけません。相手は「そのうち」部署異動の対応をしようと思っているかもしれませんが、退職することさえ考えている本人からすれば一刻も早く環境を変えたいはず。部署異動できると決まったら、いつのタイミングで異動できるのかしっかりと確認しておくことが大切です。そして、いざ部署異動できたとしても、状況が好転するかどうかは誰にも分かりません。もしかしたら問題解決に至らない場合もあるでしょう。仮に問題を解決できたとしても、新たな問題に直面してしまう懸念もあります。このように部署異動で注意したい点はいくつかありますが、心配には及びません。先述のとおり、部署異動により得られるメリットもたくさんあります。自分と向き合う時間を持つという意味でも、部署異動は良い機会となるでしょう。