辞める前に読む!まずは落ち着いて読んでみよう!
職場を辞めたい理由第2位は「給料・昇給」のことです。正社員のはずなのに、総労働時間を時給換算するとアルバイト以下。これでやる気を出して頑張れと言われても無理な話ですよね。正社員とアルバイトでは、ボーナスや福利厚生、手当、退職金などがあるかないかの違いはありますが、あまりにも給料が安すぎるのは考えものですよね。給料の額は、今ある生活はもちろんのこと、大きく言えば人生そのものに関わる大問題です。仕事が割に合わず、他にもっと稼げる仕事があることがわかっているなら、先のことを考えて辞めたいと思うのも当然のことではないでしょうか。
辞めたいと思う理由のひとつに、「昇給がほとんどない」ことがあげられます。資格や実績が増えれば評価も上がり、段階的に給料が上がっていくという見込みがあるなら、現時点で給料が少なかったとしても先に希望を持って頑張れるというものです。しかし、10年後も20年後もほとんど同じ給料だということが今からわかっているならば、今の仕事を続ける意味がどこにあるのか考えてしまいますよね。業績が良くなれば給料アップの可能性はもちろんあります。ただしそれを保証するものはどこにもありません。給与形態については、しっかり決められているところとそうでないところがあります。大手企業なら明確な規定があるはずですが、中小企業に至っては給与形態どころかボーナスの支給も危ういところがあるぐらいなので、働き続けていれば必ず昇給するのか、それともほとんど昇給しないのか、最初の段階で把握しておくのがベストです。
年功序列の会社では、先輩方がしかるべきポストにいる限りなかなか出世できません。自分の同期の数と上司とその同期の状況を比較してみましょう。役職の数は限られているはずなので、出世コースを颯爽と歩む人と、残念ながらそうではない人にくっきり分かれているのではないでしょうか。今の自分が将来どうなるかを正確に予想することはできなくても、今いる上の世代がどうなっているかを観察すれば、将来どのような選択肢があるのかはだいたい想像がつくはずです。「どんな人」が「どのように」出世しているかを見ておくのも重要なポイント。「上司に気に入られている人が要領良く出世している」なら要注意です。実際そんな組織は世の中にたくさんあるのも事実ですが、出世するための根回しや同期の蹴落としに尽力した人が出世するような会社、働いてたって楽しくないですよね。実力よりもお気に入りを選んで出世させるような会社にはスパッと見切りをつけて、正当に人を評価できる会社に移ったほうが幸せかもしれません。